どんな治療を受けてもよくならなかった場合

 

あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ!  ―脳の電気発射を止める魔法の言葉― (SIBAA BOOKS)

あなたを困らせる遺伝子をスイッチオフ! ―脳の電気発射を止める魔法の言葉― (SIBAA BOOKS)

 

 

「〇〇さん、すげー」と唱えるだけで、自分を苦しめていた原因不明の体調不良が治ると聞くと、どんな気持ちになるだろうか?

「〇〇さん、すげー」と唱えるだけで、目の前の嫌いな人の態度が変わるとしたら?

”尊敬”は自分を苦しめていた遺伝子のスイッチをオフにする効果があるという。

特徴的遺伝子をオフにすると、とたんに自分の脳内で繰り広げられていた嫌いな相手や自分への罵詈雑言をストップすることができ、目の前の現実をそのまま受け入れられるようになる。

「自分は不幸だ」という被害妄想からも抜け出すことができ、「〇〇さんすげー」と唱えるだけで、相手のいいところを引き出すことができ、関係が良好になる。

そして、目の前の現実を受け入れることで、自分の足りない部分が見えてくるようになり、その克服に向けて自然と努力できるようになり、理想の自分に近づくことができる。

 

なぜこういうことが起きるのか。

筆者の仮説によれば、「〇〇さん。すげー」と唱えると〇〇さんの脳と自分の脳がミラーニューロンによってつながり、遺伝子情報を含んだ〇〇さんの姿が自分の脳内に映し出されるのだという。そうして”一体感”を得ることができ、人を信頼することができ安心を得ることができる。

人は遺伝子レベルでお互いに影響しあっていて、自分の遺伝子が変わると、周りの遺伝子も変わるのだという。

ある心理学者が「自分の周りがくだらない人間だらけならば、答えは簡単。あなたがくだらないのだ」と厳しい言葉を言っていたが、人と人が遺伝子レベルでつながっているのだとしたら、それも納得だ。

あるいは、「自分が相手を批判することによって、相手の良いところを引き出すことに失敗している」のかもしれない。ミラーニューロンによって、もし自分が相手の批判をしていれば、それが相手の脳に伝わり、本当に相手のパフォーマンス力が落ちるという。

「あの人はだめだ」と思うと、相手が「自分はなんとだめなやつなんだ」と思い込んでしまい、それによって失敗しさらに「やっぱり自分はだめなんだ」と信じてしまうという悪循環においやってしまう。

 

「最近うまくいかない」

と思っている人は、「〇〇さん、すげー」と相手のいいところをたたえるところから始めてみては?

 

 

 

 

人生はいまから変えられる

 

スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック

 

 父親はアルコール中毒。母親は深刻なうつ病。家では夫婦げんかが絶えず、学校ではいじめられる。

そんな著者が偶然立ち寄った手品用品店で出会った女性、ルースに自分の人生を変えるマジックを習い、いじめを克服し、医者になるという夢をかなえていく。

 

この人生を変えるマジックというのがマインドフルネスであり、瞑想を習慣にして願いを描くことで筆者はあり得ない状況から願いをかなえていく。(借金を返さないといけない時になぜかお金が払える状況になったり、医大に行くことを決めたら余った願書をクラスの子からもらえたり)

 

いまに集中せず頭の中の声を聴くことで起こる弊害を説明し、それをマインドフルネスでどのやって取り除けるのか、それがすごくわかりやすく書かれているし、著者の人生から得た教訓もすごくためになる。

どん底の中にいても考え方次第で人生は変えられる、と背中を押してくれる本。

 

興味がある方は、下の記事も読んでみてください。

president.jp

 

教養の育て方

 

勉学術

勉学術

 

 

著者の教養に対する考え方、教養を深めるための本の読み方、また外国語の勉強の仕方まで学ぶためのヒントがたくさん詰まった本。

 

個人的に面白かったポイント。

・言語

主流言語はラテン語を基盤としている。カトリックの宣教師が外国語をすぐ覚えてしまうのはこのため。

ラテン語とギリシャ語を学ぶだけでその他多くの事柄が理解しやすくなるので、海外の上級学校ではまずラテン語とギリシャ語から学ぶ。

・カント

カント「純粋理性批判」は一見難解だが、内容はそこまで難しくない。人間は、時間、数、大きさといった概念をすでにもち、それを通して物事を判断するため、目の前の出来事をありのまま認識しているわけではない。理性、悟性、感性には限界がある。つまり、人間には世界にあるいっさいのものを認識する能力はない、ということを言っている。

・本の読み方

本を読んで考えて初めて独学となる。

速読のコツ とにかくたくさんよむことt

就寝の1-2時間前に本を読む

傍線を引く。書き込みをする。端をおる

 ・教養とは

知識は自分の欲を満たすための道具ではない。

教養のある人は身に着けた知恵によって人間の善を実現化させている

 ・なぜ聖書を読むべきか

宗教はあらゆる文化のベース

聖書は人間と神の関りが描かれており、法律の原型にもなっている(賠償金でもめ事を解決する、という方法)

・外国語を習得するためのコツ

読めなければ話せない。まず読む力を鍛える。

結局、外国語は道具にすぎない。翻訳だけでは理解が難しいニュアンスを把握したり、資料を正確に理解するために身に着けるための道具。なので、多読は欠かせない。

また、中身のある会話をするためには、やはり読む力は大切。

資料や論文を読むための外国語を習得するのがストレートな道。

 

外国の一流新聞や論文を読むよりも、会話をすることや小説を読むほうが難しい。

現地の人間にしかわからないニュアンスや感性を理解できないといけないからだ。

そう考えると、読む力を鍛えるのはそれほど難しくない。

 

構文の習得をすることは、資料を読み理解するために必要。

習得するために、構文を含んだ文章(はじめは30種類)を書く。(文章をだいたい200-300行書けばいい)

外国語ができる人は日本語も正しいきれいな文章で話す。日本語で内容のあることを話せない人は、外国語でも当然話せない。

語学は理解がものをいう。多読、教養を深める過程で身に付きやすくなる。結局のところ、言葉は文化だからである。

・名著に書かれてあることをうのみにしない。

あらゆる論は仮説にすぎない。なので、書かれていることを疑いながら読むことが大事。

時代によって言葉の意味は違う。知ってる言葉が出ても著者や時代によって意味が異なる可能性があるので、常に調べることは不可欠。

 

正直「外国語の勉強方法はもう嫌になるほど聞いたし調べたからいらない」と思っていたが、「なぜ最初に読む力を鍛えなければいけないのか」著者の記した理由に納得してしまった。

そうそう、自分の意見を正しく伝えること、文化や時代背景、正しいニュアンスを理解して相手の意見や書かれていることを理解するために言語を学んでいるんだから、語彙力や読解力は欠かせない。

もちろん、難解な洋書が読めてもちゃんとそれを口に出す練習をしなければ絶対外国語は話せない(発音するときに使う筋肉が違うから)が、自分はまず読む力を鍛えないとだめだと思った。

また、ほかにも面白かったところは、著者が難解な本を読むときは眺め読みをすればいい。そして、丁寧に扱うのではなくソファーや食事のときにそばに置いていつでもページをめくれるようにする。すると、その本が自分の生活に自然となじみ、だんだん内容が頭にはいってきやすくなる。また、疑問に思ったことはノートに書いておけば、偶然その答えに出会う日が来る、という抽象的で不思議な経験を大事にし信頼しているところである。

本書でも、

「語りえぬものについては沈黙しなければならない」というヴィトゲンシュタインの言葉を紹介し、この場合語りえぬものとは、神にかかわる神秘的なもろもろの事柄のことであり、言語表現には限界があるので、それを無理に表現しようとすると間違ったことを語ってしまう、という意味であると説明している(ヴィトゲンシュタインはカトリック)

著者もはっきり言葉では言い表せないような事柄を大事にしているように思えた。

 

 

本を読むと、著者の主張や書かれている出来事をそのまま頭にコピーしてしまうリスクがあるが、この本は「その本から得た知識でどうやって自分の考えを生み出すか」を教えてくれる。

 

 

脳によい生活習慣を心がければ、無理をしなくともパフォーマンスの質はあがる。

 

疲れない脳をつくる生活習慣―働く人のためのマインドフルネス講座

疲れない脳をつくる生活習慣―働く人のためのマインドフルネス講座

 

 

題名通り、脳を疲れさせない生活習慣を紹介した本。

深い睡眠をとる方法、パフォーマンスの質をあげる方法などが紹介されており、どれも無理なく生活に取り入れられるようなレベルでさっそく実行してみようと思えるものばかり。

特に勉強になった記述。

 

・朝食を抜くと脳が飢えの危機を感じ、昼食時間に大量のインスリンを放出する→血糖値が下がる、肥満につながるリスクが高まる

・炭水化物のみを取ると眠くなるので、必ずタンパク質と一緒に取る。→代謝がよくなり、血糖値の上昇を防げる。

・休日の寝だめは体内時計をくるわせる

・息をゆっくり長く吐くと、セロトニンの分泌が増え、ストレスが軽減する。パフォーマンスを高める。

・食べながら別のことをすると脳の負担が増え、噛む回数も減ってしまう。パフォーマンスの質が下がる。

・瞑想によって、脳の構造そのものが変わる。

  ①偏桃体が縮小→イライラしたり、カッとなることが少なくなる。

  ②前頭前野や海馬で神経細胞の密度が増加→記憶が定着しやすくなる。

 

・6時間睡眠の人は7時間睡眠の人と比べての脳の老化が2倍のスピードで進む

・睡眠がとれないと、グレリンという消化管から分泌されるホルモンが増える

逆だと、レプチンという脂肪細胞から分泌される食欲を抑えるホルモンが増え、グレリンの増幅を防ぐ→やせやすくなる。

 

ほかにも脳に良い生活習慣についていい情報がたくさん書かれているので、ぜひ読んでみてください。

 

いい習慣を持つ人は普通の人と何が違うか

 

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

 

 誘惑に打ち勝ち、いい習慣を保ち続ける人とそうじゃない人は何が違うか。

それを脳科学の立場から検証し、具体的にどうすればいいかがわかりやすく書かれた本。

誘惑に負けてダイエットや勉強を習慣づけることに失敗すると、自分を責めてしまいがちですが、「意志力」を強めるだけで誰でも誘惑に打ち勝つことができるといいます。

 

・失敗しても自分を責めず、「どうすればよかったか」対処法を考えること(自分を責めると開き直って次回もまた同じことを繰り返す)

・「食べてはいけない」と禁止するよりも「食べたいという欲求を観察し、食べたいと思うことを禁止しない」ほうが食べたい欲求を抑えられる。

・欲求が起こると(食べたい、買いたいなど)、それを実行にうつすまでに10分待つ。すると欲求がおさまる。

・20年後の自分と今の自分をリンクさせると、良い習慣が身に付きやすい(未来の自分はどうなっているか想像する)。逆に、今だけを考えると、貯金もせず体に悪い習慣をやり続けるようになる。

 

などなど、実験結果をもとにした今すぐ行える解決策が盛りだくさんです。

わかりやすく論理的に「なぜこの行動をするのが欲求を抑えるのに適しているのか」を説明してあるので、納得しながら読み進められるし、実際に行動に起こすことができます。

 

今まで「自分はなんで意志が弱いんだろう」と悩み自分を責め続けていた人、それはあなたが悪いのではなく、単に自分の意志力をコントロールする方法を知らなかっただけ。

自分を変えたい人におすすめ。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

 

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

 

 

windows 95 の開発にかかわり、今当たり前のように使われている「右クリック」「ダブルクリック」「ドラッグ&ドロップ」を生み出した偉大な人。

Internet Explorer の開発にも関わっていたとか。

本のメインは時間管理の方法ですが、マイクロソフトで働いていたときの話もめちゃくちゃ面白い。この人がコンピュータを大きく変えた開発者の一人なんだと興奮しながら読みました。

どうしたら効率よく時間を使い、好きなことを無理なくやり続けられるか、具体的な方法を載せてくれています。

締め切りが迫ってきて重い腰を上げる人の特徴、そしてなぜそういう人たちは締め切りに間に合わないのか。

そして、20-80の法則を使って一日の時間を管理する方法、長期にわたる仕事の場合は時間を縦割り(3つに分ける)にする時間管理術を紹介しています。

「仕事を任せられたら、まず2日でほぼ完成までもっていくようにする。その達成度具合で上司にいつまでに自分の仕事が終えられるか(場合によってはこの時点で締め切りを延長してもらえないか相談する)見積もる」

「締め切り時間を2割、8割で分け、2割で仕事に集中し、残りの8割はとりかかっている仕事の間に流し(メールのチェックや文書作成など細々とした仕事)を間に挟む」というアドバイスがすごく参考になった。

そして、最後の章の

「人一人の人生にとって一番大切なのは、自分の好きなことをやるかどうか、やり続けることができるかどうかだ」

「自分が幸せになれる行動をしないと、人は幸せになれない」

の言葉は、彼が言うとより説得力が増します。

自分の好きなことに時間を費やせるよう、時間を管理することは大事だと。

最近時間の管理がうまくできていない、好きなことを仕事にしたいが、どうしたらいいのかわからない、やる気がわかないという方におすすめです。

 

 

JavaScript の勉強

 約1年ぶりにjavascript をこれで復習。

確かな力が身につくJavaScript「超」入門 (確かな力が身につく「超」入門シリーズ)

確かな力が身につくJavaScript「超」入門 (確かな力が身につく「超」入門シリーズ)

 

 解説がすごく丁寧で、構成もしっかりしている。

最初から説明を詰め込むのではなく、ページをすすめていくごとに「あ、だからあの時こういうコードを書いたのか」「こういうエラーが出たのか」ということが自然とわかるようになっている。自分で納得しながらすすめられるので、記憶に残りやすい。

コードはどんどん古くなっていきますが、この本では今後新しいコードを習得していくうえでも大事な基本が詰まっているので、無駄にはならないです。

プログラミング初心者やさらっと基本的なことを見直したい方におすすめ。